<Header>
<Author: 李白>
<Title: 早發白帝城>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 早（つと）に白帝城（はくていじゃう）を發（はっ）す>
<BookPage: 255>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
朝辭白帝彩雲間，
千里江陵一日還。
兩岸猨聲啼不盡，
輕舟已過萬重山。
<End Poem>
<Translation>
朝早く白帝城を出發したのは、あさやけ雲がまばゆく映えているときだった。ところが、千里もあるといわれる下流の江陵に、まる一日で到着した。昔の本にもあるように、 「兩岸の連山ほぼ缺けた處がなくつづいて重なる崖、たたなわる峰が天を隠し日を蔽うて、頭の上だけが開けている。正午でないと日が見えず、眞夜中でないと月が見えない。白い浪がしぶきする激湍があるかと思うと、蒼く澄んだ淵がたたえ、絶壁には無數の檉や柏が生え、そのあいだに、ところどころ瀑布がかかって流れ落ちている」ところを、つぎつぎに猿の啼きごえが聞こえ、それがつぎつぎに、あとへ、 さる あとへと飛んで行って、とどまることがない。と、聞いているあいだに、軽い小舟はすでに萬重の山々を通りすぎているのだった。
<End Translation>
<Formatted Translation>
朝早く白帝城を出發したのは、あさやけ雲がまばゆく映えているときだった。
ところが、千里もあるといわれる下流の江陵に、まる一日で到着した。
昔の本にもあるように、 「兩岸の連山ほぼ缺けた處がなくつづいて重なる崖、たたなわる峰が天を隠し日を蔽うて、頭の上だけが開けている。正午でないと日が見えず、眞夜中でないと月が見えない。白い浪がしぶきする激湍があるかと思うと、蒼く澄んだ淵がたたえ、絶壁には無數の檉や柏が生え、そのあいだに、ところどころ瀑布がかかって流れ落ちている」ところを、つぎつぎに猿の啼きごえが聞こえ、それがつぎつぎに、あとへ、 さる あとへと飛んで行って、とどまることがない。
と、聞いているあいだに、軽い小舟はすでに萬重の山々を通りすぎているのだった。
<End Formatted Translation>